雁屋キャラクター













 小田(野望の王国)
  右翼の大物。総理大臣に腰を揉ませることが出来るというやりすぎな権力を持つ。小人と乱交パーティーをするのが好き。人前で唐突に国宝級の壺に排尿しはじめるなど、奇行が目立つ。

 

名シーン1 挨拶無しに部屋に入ってきた人に

 


名シーン2 排尿




一般人の自然な感想







 柿崎 憲(野望の王国)
  川崎中央警察署長。キャリアの超エリートであり、日本最大の暴力機構である警察を掌握し、それにより日本を支配せんとする野望に取り憑かれた男。銃の腕前、車の運転技術、人心掌握術に長けており、性格の冷酷残忍さも加わり、個人としての実戦能力では本作中ナンバーワンなのではないかと思われる。他にも、ロケットランチャーがまるで通じないというスーパーパトカーを作る技術を有するなど、そのポテンシャルは底が知れない。また、金上の前世でもある。

名言
「あの安田講堂を見ろっ!!あの安田講堂は東大のシムボルだ!明治以来百年も続く、立身出世主義のシムボルだ。正に日本という国の愚劣さを象徴するものだっ!!」
「このクソバエどもっ!!なんだその目つきはっ!!きさまら卑しい身分の人間のくせにこの私をジロジロ見るとは無礼なっ!!」


 

片岡 仁(野望の王国)
 主人公その2。征五郎と同じく東大法学部で優秀な成績を残すも、野望に取り憑かれ、日本を支配するために邁進する。征五郎に輪をかけて何もしない。

名言
「この世は荒野だ!唯一、野望を実行に移す者のみがこの荒野を制することが出来るのだ!」
「我ら出立の時か!」






白川天星(野望の王国)
  新興宗教団体、救国教団教主、白川玉堂の息子であり、征五郎片岡の後輩。「信仰心が強いから痛覚が麻痺しておりナイフで刺されても銃で撃たれても死ぬまで動きを止めない」という無茶な設定の実戦部隊を有している。最初は征五郎片岡の野望の同志として協力するが、次第に2人を疎ましく思うようになり、遂には反目しあう。

名言
「ぼくは世界でいちばん美しい。美しい者が美しくない者どもを支配するのは当然なのだ。(大蛇を身体に巻き付けながら)」

 



 


田崎

 小田の部下の大物総会屋。右翼暴力団を手兵とし、暴力の力を背景にのし上がってきた男。柿崎に無実の罪で逮捕され、内部告発を恐れた小田の放ったアサシン(ヤク中が運転のトラック)の手にかかり、志し半ばにして非業の死を遂げる。


名シーン

 



橘征一郎(野望の王国)
 橘家長男。本家の子。橘家を継ぐも、征五郎が雇った暗殺者に早々に殺される。



橘 征五郎(野望の王国)
  主人公。東大法学部1,2を争う秀才であり将来を期待されていたが、「日本を征服する」という野望に親友の片岡仁と共に取り憑かれ、父の死をきっかけにその為の行動を開始する。相当優秀なはずなのだが、他の人達があらゆる意味で凄すぎるので埋没気味。作中でも大抵驚き役に終始し、あまり何もしない。

名言
「ぼくたちが法学部政治学科で政治学を学んだのは、人が人を支配する仕組み、権力をつかむための方法を学ぶためだったといっていいでしょう!」




橘征三郎(野望の王国)
  橘家三男。本家の子。征一郎死亡後、葬式の日に征五郎が雇った暗殺者に早々に殺される。征四郎に激似。

 


橘征四郎(野望の王国)
  橘家四男。本家の子。「征一郎、征三郎は征二郎に殺されたのではないか……」という疑念を抱き、本家派を引き連れ、征二郎と内戦を行う。だが征二郎の雇った在日米軍に完膚無きまでに撃破され、最後はコンクリ積めで東京湾にドボーンであり悲惨。征三郎に激似。ウェブ野望の王国界では征三郎と征四郎にクローン説有り。

 


橘征二郎(野望の王国)
 暴力団・橘家の総長で征五郎の実兄。妾の子。同じ妾の子である征五郎を愛しており、征五郎もまた征二郎を最も愛しているが、己の野望のために2人は闘うことになる。天を戴けるのは何時の世も1人だけなのだ。ちなみに力量は登場人物の中でもトップクラスであり、組織力と統率力は類する者が無い。三国志で例えるなら曹操くらい強い。ヤクザ同士の抗争に米軍を介入させるシーンとそのセンスは圧巻の一言。








疋矢 繁
(野望の王国)
  日本最大の暴力団・花岡組の若衆頭であり、関西愛犬家協会理事長。裏切り者の腕を刀で一刀両断する、目上の人を邪魔だから爆殺するなど、苛烈を極める暴力性と残虐性を誇る一方で、異常な犬好きとして物語に華を沿えてくれる憎めないキャラクター。また、重度のアル中。一巻における彼による犬レビューからは、美味しんぼの過剰な料理批評の原型が垣間見られ、烈士の創作の源流を辿ることが出来ることであろう。必見である。話す言葉がいちいち名言となってしまう希有な人物。

名言
「う ううう…… す すごいっ、あのチャウチャウとアフガンハウンド!」
「(チャウチャウを見て)この顔、頭の形……胸回り……足の太さ……どれをとっても非の打ちどころがない……しかも、この大きなことちゅうたら子牛も顔負けやないか……こんなチャウチャウは初めてじゃ」
「(アフガンハウンドを見て)ええ姿じゃ。気品がある。王侯貴族の気高さみたいなもんを体中から発散させとる……こんなアフガンハウンドが日本におったとはのう……」