人間は歳を取るにつれて、時の過ぎるのがだんだん速く感じられるようになってきます。「いま」を過ぎていく(ミンコフスキー時空の世界線のスキャン)主観的な感覚としての時間は、生まれてからいままでに過ごした時間の長さとの対比だという説があり、これは他のSF*1と比較しても説得力があります。
若い頃の時間の進行は遅いので、結果として大変濃密な時間を過ごすことになります。歳をとるにつれて時間がさっさと過ぎるようになってしまい、密度は下がります。。五年前のことを「さっき」と言い間違えていた年配の方がおりましたが、そんなに時が過ぎるのが速くなってしまうのか、もしそうならどれくらい違うのでしょうか。
fig.1 は、想定寿命が 80 歳である場合の、主観的時間のグラフであります。Y軸は人生を何 % 終えたかです。これは上で書いたとおり「生まれてから今までに過ごした時間の長さとの対比」によって現在の時間感覚を決定しています。驚くべきことに、8歳で人生の半分以上は既に終わっており、30 歳では残り 50 年の人生があるにも関わらず、じつに 78% は既に終わっています。
しかし前半が感覚的に急すぎます。そこで今回は、加藤氏の提唱する「現代平均寿命 - x を x 歳で感じる時間の長さ」という仮定を試してみましょう。現代平均寿命では使いづらいので先ほどのと合わせて「死亡予定年齢」とします。(fig.2-1 ) この場合ですが、20歳で約44% 30歳で約61%と、まずまずの感覚ではないでしょうか。
では、あなたの現在の年齢と、死亡予定年齢を入力してください。あなたの人生が既に何%終えているかを計算します。それでは、またお会いしましょう。
*1 人間は歳を取るにつれて、時の過ぎるのがだんだん速く感じられるようになってきます。が、これは速く感じるのではなく、じつは本当に速くなっているのであった! というのがタイムウェーブ・ゼロ。2012年には速さが臨界点を突破し、時間というひとつの次元がなくなるとのことです。 また、以前「30歳成人説」を唱えていた人がいました。30歳が成人だと思えば 23(13)歳で無職とか 25(15)歳でパンクバンドを始めるとかいう行為は全て許されるはずだという主張です。これは決してマイナーな思想ではなく、高田純次氏も「僕は50歳を0歳とするから今は6歳なの」と発言しています。