「核の時計」ってあったよね。あれはいくらなんでも不安を煽り過ぎだよなあ、時計が進むたびに「んないい加減な」と愕然としたなぁ、と平和ボケ日本人である俺は、他人事のように思う程度のものなわけだが。
今は7分前らしいけど、ワールドイズマインの最終回みたいな、いよいよ抜き差しならない状態になったらどうするんだろうな。ハマー機関の人達みたいに職務を全うするんですかね。「これが……俺達の最後の仕事だ。……したくなかったな、0分だ……。白面め……」って。まあどうでもいいんだよそんなことは。重要なのは、烈士が核問題をどう扱ってるか、だ。「核問題」をリサーチ項目に追加。
47年 7分前(広島・長崎への原爆投下から2年、「核の時計」登場)
49年 3分前(ソ連が初の原爆実験)
53年 2分前(米ソが水爆実験)
60年 7分前(核戦争に反対する国際世論の高まり)
63年 12分前(米ソが部分的核実験禁止条約に署名)
68年 7分前(フランスと中国が核兵器保有)
69年 10分前(米上院が核不拡散条約の批准承認)
72年 12分前(米ソが戦略兵器制限交渉を開始)
74年 9分前(米ソの交渉が行き詰まり、インドが核開発)
80年 7分前(米ソの軍縮交渉行き詰まり続く)
81年 4分前(米ソが新型核兵器を開発)
84年 3分前(米ソが軍拡競争を加速)
88年 6分前(米ソが中距離核戦力全廃条約に署名)
90年 10分前(東欧の民主化進む)
91年 17分前(米ソが戦略兵器削減条約に署名)
95年 14分前(旧ソ連からの核物質流出リスク高まる)
98年 9分前(インドとパキスタンが公然と核実験)
02年 7分前(核物質管理懸念と米国の軍縮消極姿勢)
2002年12月5日
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