序文 |
俺の中では、「美味しんぼ=蛭子さん」だね。 この両雄は、明らかに狂ってるけど、何故か世間では無害扱いを受けていて、お茶の間で人気を博してるっていう点で共通してる。これは恐ろしい事態だと思うよ。今でこそ蛭子さんは麻雀賭博で捕まったりして、その狂気が浸透・認識されないままに、道徳的な配慮として後退させられちゃったけど(結局、蛭子さんの根本的な部分は全然報道されないままだった)、美味しんぼは未だ”良書”として80巻で1億部を越える大ヒットを飛ばし続けている。 完全に彼岸に達している表現なのにね。ここでは、世に蔓延するそんな楽観的な美味しんぼ観に疑問符を投げかけていこうと思ってる。勿論、俺と同じ思いを抱いている人も沢山いるから、そういう人達と一緒にサイトの質を高めていきたい。 ただ、誤解してほしくないのは、俺は美味しんぼ(=雁屋先生)にNOと言いたいとか、笑いものにしてやろうとか、そういうつもりは毛頭無いってことだ。 俺は、雁屋先生は、数少ない「本当のこと」を言っていける偉大な人だと尊敬してる。大好きだ。まぁ、思想に極端な部分があったり、考え方が偏向していたり、発言が度を越したりはしているけど、ここまで本質的なことに直言していくことができる人はそうそういない。多分、本当のことや本質的なことに対しては、それの善悪や正しい間違ってるはあまり関係なくて、言及するか否かの姿勢や覚悟こそが重要なんだろう。俺もかくありたい。そこで、雁屋先生への深い尊敬と憧憬、愛を表現していくために、当サイトでは先生のことを「烈士」と付け、呼ばせて頂くことにした。雁屋烈士だ。なんて相応しい呼び名だろうか。素晴らしい。 ここは、お茶の間向けな要素の薄皮一枚隔てた下にある、美味しんぼの本当の姿を露わにし、そっちのほうが遙かに魅力的であることを知ってもらうために作られた。そしてここは、偉大なる憂国の士、雁屋哲先生の作品を分析し、本邦の発展のために尽力・邁進するサイトだ。よろしく。管理人は竹田だ。KARIYA GARDEN、スタートだ。
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