| 不可視 |
| 2004/12/20 何度も見たはずの話 |
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天気がよいお昼。地図で言うと終着点か、終着点のひとつ手前、川を渡った向こうにある喫茶店に、友達と二人で遊びに行く。燈台のある小さいカフェというかレストランみたいなところで、知り合いのおばさんが一人でやってる。 三人で話をする。おばさんは、ある事柄をよく「わかって」いる。ある事柄とは、僕らにとって何の手がかりもない未知の感覚であって、かつ、選択を誤ればすぐに死に至るようなものだった。これこそが、想像を絶するというものなのだろう。おばさんは、僕らが何も説明しないうちから、理解できたようだった。もっとも、僕らにはそれを言語化、記憶すら出来ない。説明など出来るはずがなかった。 実のところ、ある事柄について何か聞けたらと思って、ここを尋ねたんだった。でも、そういうことはしなくてよかった。これからも、そのようなことはしないだろう。 |
| 2005/01/12 別の星 |
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古い洋館のようなところへ、みんなで泊まりに来ている。何か用事(合宿とか)みたいで、荷物をひろげながら話をしている。 けっこう大きな、隣の星が窓から見える。電車で行くと30分から1時間だそうだ。行く道は暗くて寒いエレベーターみたいだけど、行ってみようかなと思う。Aさんと一緒に行くことにする。 電車は本当に暗くてただの箱だ。座席も、上も下も無いロケットみたい。発車すると、強いショックを感じたあと重力が薄れてだんだん浮いてきてしまう。真っ暗な箱のなかで、だんだん落下途中みたいな感覚をおぼえて、恐怖を感じる。そう、これはアトラクションなんだ。 まもなく隣の星に着きそうになり、「こちらの星は重力が大変小さくなっております」というアナウンスが流れる。低空飛行を続ける電車の窓から、流れる地上を眺める。たしかに重力をあまり感じない。地上には自動車の流れらしきものが見える。重力が小さくても車は走れるものなのかなと思う。しかしまあ、アトラクションにしては出来が良すぎるな。地上にテーマパークみたいなものも見えた。作り物の映像にしては解像度やダイナミックレンジが大変高く、本物の車窓と区別が付かない。地上のテーマパークは日本語表記された看板もある。本当に隣の星なのかなと思う。 そのうちさきほどの洋館に帰る。入口のほうで大学の授業をやっている。矢野顕子が歌を歌う授業みたいだ。自分はこの授業を取らなかったことを悔やむ。矢野顕子は、小さくて細いおばさんだった。しかしそれはまぎれもない矢野顕子だった。友達は、そのコマを取っていたので、うらやましいと思う。 |
フルカラーです。
分析はしません。
わりと秩序だっています。
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