三月日記

■3月25日(月)

花見しました。見ただけだけど。

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土曜に地元の友達が最近お手伝いとして働きだしたバーに行ってきたのですが、気を遣ってかそこのゲイだかバイだか怪しげなマスターが 席についてくれました。マスターは友達の一人を「もうー絶対アンタは甘えん坊だよ。おじさん長い人生やってるからわかるんだ。でもね、 人生って自分で切り開くものなんだからね!」とからかいつつも説教したりしてうまいことまとめていたのですが、やおら私に向き直ると 「こういう子は絶対結婚に向いてるんだよ。おじさんがいいのを紹介しよう。歳は32で…なぜか縁がないんだけど、いいのがいるんだよ。」 と真顔で言ってきました。

せっぱ詰まってる?私、せっぱ詰まってる?

■3月23日(土)

一日で昼夜がおもしろいくらい逆転しました。夜大好きー。

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・男友達に「もう君はエリートサラリーマンとかとつきあえるような人間じゃないんだからさ、腹をくくってライターとかとつき合おうよ。 俺そういうのならいくらでも紹介するよ。」と言われました。
・新婚ほやほやの友達に「私の旦那、一応エリート大卒だから、彼はすごくないけど、彼の友達はすごいから適当に探しておくね!」と言われました。
・親に「昨日○○さんと飲んだんだけど、○○さんが連れてきた、提携会社から来てる日本語べらべらのドイツ人、あの人仕事もできるし すごいいい人だったから、あいつにしろ。」と言われました。

みんな、心配してくれてありがとう。せっぱ詰まってる?私、せっぱ詰まってる?

「ピアニスト」・・・重い!めちゃくちゃ重い!主人公が40女っていうのがまたきっつい!これをちゃんと受け止めて絶賛とかできる人は 自分の中にまったくもって狂った要素がない人なのか?!と思いました。必要以上に重い気がしたので、同じようなテーマを扱ったものなら 漫画の「月光の囁き」がおすすめです。

■3月22日(金)

アクセス解析にひっかりました。会社って大変だなあ。

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さっき私の家の外で、高校生くらいの男子が数人でわいわい騒いでいました。きっと卒業とかそういうので浮かれて慣れないお酒とか飲んじゃった んだなあ、ほんと迷惑だよ!と思っていたら、そのうちの一人が「あーなーたーにっ!あいたくてぇーあいたくてぇー」とどこかで聞いたことのある ポジティブソングを大声で歌い出しました。しかもやたらと上手。すると他の男子までもが「おおー!」とか「いえー!」とか叫び出し、最後はハモ りながらの大合唱となりました。ハモネプ誕生の瞬間に立ち会ってしまったかもしれない、と思うと心の中にもやもやがどんどん広がるのを感じました。

■3月20日(水)

花見がしたかったのに、Tokyo Walkerの「花見でデート!」とかいう特集で興をそがれました。

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意外と職場でネットができています。できないのはメッセンジャーだけ。ただシステムの人が全部管理とかしてたら私が何してるのかバレて 速攻クビだよね!でもまあ正直おっさんとおばちゃんばっかで、話す相手もろくにいないので、ネットとかしか楽しみないんすよ!ほんとに! 同じ会社から派遣されている派遣社員が三人いるのですが、二人は三十代後半と四十代ですし、残りの一人のかなりの巨体を誇る女の子が 同世代っぽいのですが、どうも彼女はいきなり髪をかなり赤く染めてきたり、月曜に爪を見たらきれいにのばした爪を真っ黒に塗っていたりするので 私はビジュアル系おっかけ疑惑を抱いています。彼女土日ともなればゴスな格好に着替えてルシフェルのおっかけとかしてんじゃねえか? 私の地元にはルナシーを輩出したことで有名なビジュアル系御用達ライブハウスなんかもあるので、あそこ通ってんじゃねえか、と 話したこともないくせに警戒ばかり強まります。ほんと、ネットだけが私に優しい。ネットは私を癒してくれるね。癒されてる私も私だけど。

■3月17日(日)

私の不良品携帯は今「ネッ友」フォルダの人から電話がかかってくると「そうだ!We're ALIVE!」が流れます。想像以上にこれはきつい。どうしよう。

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私の大切な人たちはほんのちょっとやり方にずれがあったり不器用なのかもしれないけれど、みんな自分なりの一生懸命さで頑張っている 人たちなんだからみんながみんな幸せをつかめるといいなあ、と思った一週間でした。

私と仲良くない人たちは、まあ、みんないろいろとあるとは思うけれど、それなりに頑張る?とかそういう方向でいけばいいんじゃない でしょうかね?よくわかんないすけど。

■3月13日(水)

花粉症だから春が嫌いで、夏バテするから夏が嫌いで、寒いと鼻が赤くなるから冬が嫌いです。

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職場のパソコンがやっとこさネットワークに繋がったので、これは素晴らしい!ワールドワイドウェブに繋がったよ!と思って早速仕事に 追われ、忙しい中でもインターネット魂を忘れないネットの人と会話をしようとMSNメッセンジャーをダウンロードしてみたところ、 「アクセス権がありません。ネットワーク管理者に許可をもらってください」というエラーメッセージが!そこでも諦めない頑張り屋の ナックはメッセンジャーの互換品で果敢にチャレンジしたのですが、今度はダウンロードできていざログインと思ったらアクセスエラーとか いうのが出ます。なんじゃこりゃ!私からインターネットとの交流を奪う気か!この会社は!別に一日中ネッ友さんと会話なんてしねえよ! そんなにたくさん友達なんていねえよ!ただ立ち上げておきたいだけなんだよ!とひとしきり会社に対して心の中で不満をぶちまけてみたの ですが、無意味にガードが堅いこのセキュリティが変わるわけもなく、会社でメッセは不可能に終わりました。今週は暇なんで、みんな 私とコミュニケーションを取ろうよ!昼間はnack1976@hotmail.comにメールを送ろう!即レスだゾ!なぜか奇跡的にホットメールには ログインできました。そうじゃなきゃイントラネットしかメール遅れない私は自殺するところでした。今週はみんなでドイツ出張のはずだ ったのに、あんなに悲しげに見送ってくれた部長がいたりと謎の多い会社ですが、インターネットを制限するようなところでは働きたく ありません。契約切れたらさっさとここは辞めよう。今は仕事中ものすごいちっこい窓でインターネットにいそしんでいます。

■3月11日(月)

来週翻訳学校の打ち上げなんで、自由自在にお腹が痛くなれる体が欲しいです。

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先週は私にとってはキャパがいっぱいいっぱいの一週間だったので、土日は完璧に寝て過ごしました。こりゃいかん、何かしないと、と 思って思いついたものは「サイトのリニューアル」だったのですが、土日アクセス数が激減するサラリーマン及びOL応援サイト「コレクターズ・ アイテム」としては白バックにほぼ単色レイアウトは外せません。素材サイトなんかを見て回り、どれもけばけばしい壁紙に「こんな ギャルいの使えるか!」と怒りを露わにしたりして一日を無為に過ごしました。半年以上同じレイアウトだけどもういいや。土日はインターネット が山ほどできて幸せでした。今週からは上司の打ち合わせの時間帯なんかを完全把握して、インターネットに励みたいと思いますが、 いかんせんネットワークに繋がれたことですっけすけに見えまくる私のパソコンの中身に戦々恐々してます。がんばれ!私!

■3月9日(土)

翻訳学校の同じクラスの40前くらいの女の人が「えー私変わってるって言われるんですよ。グフフフ。」と笑ってました。

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やっと職場のパソコンがネットワークに繋がりましたよ!万歳!プリンタが使えるようになって万歳!頼まれて作った書類をわざわざ フロッピーに入れたりしなくてもよくなって万歳!そして何よりインターネットができて万歳!今日の3時過ぎにアカウントをシステム管理 の人にもらったので定時の5時半まで時間は少し、さらには隣のおばちゃんが日曜からドイツ出張なのでどうもドイツ人に見せる資料が まだ足りないらしく、ばかばか謎の書類が降ってくるというバッドコンディションの中、「ドイツ人なんてどうせビール飲ませりゃご機嫌 なんだからこんなの読まねえよ。」と差別丸出しのやる気のなさで仕事をしていたのですが、インターネットができるパソコンの前に 座りながらネットができないという状態にいてもたってもいられなくなって窓をものすごいちっちゃくしてネットをしてしまいました。 来週は部長以下社員四人が出張です。帰り際部長に「来てもらって早々みんないなくなっちゃってごめんね。」と言われて手を振られて 見送られて参りました。やったー!来週はインターネットウィークだよ!

■3月8日(金)

本当に氣志團がトップランナーに出てた!別にファンじゃないけど!

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最近仲がいい人と、昔からの友人がよく考えてみるとみんなノリが同じだったり、さらに久しぶりに再開した友人やその彼氏までもが そういうノリだったり、しかもそのノリってなんか「いろいろ理解していながらもちょっと間違ったところをついつい選んじゃう」みたいな ことだったりしてて「みんな、素直になって幸せをつかもうよ!」と思ったところで私も同じノリだからこんなに似た人たちが集まって るんだよねーってことになって、じゃあ私も微妙なところで自ら幸せを逃していくのかよ!ダメじゃん!でも今の状態って楽しいよねー、 なんて言いながら見た映画が「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」でした。(ひどい文章だ)

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」・・・今頭の中で劇中歌がノンストップで流れています。歌はとてもよかったです。後ヘドウィグが バンドのメンバーに「ブラジャーを乾燥機に入れた」って怒鳴ったりしてて、そういう「よく考えると悲惨なんだけれど、ちょっとした 笑いで救われる」みたいなのが上手な映画だなあと思いました。でもラストはちょっと・・・。私の恋愛観とヘドウィグの恋愛観は違う なあ、私にとってはそれってちょっと悲しい解釈なんだけれどもなあと思いました。

■3月5日(火)

テレビを見ていて、私の好みのタイプの性格を突き詰めるとロンブーの淳なんじゃないかということに気付きました。すげー不幸体質っぽい、私。

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OLやってますよ。まじで。パンプス履いて通勤してます。まあずっと他の人とのコミュニケーションを絶って、ただただ与えられた怪しげな 文書を和訳、英訳とやっている毎日なのですが、今日は課の共用物であるでっかい辞書が見あたりませんでした。「辞書ないんですけどー」と 言っていたら、隣のおっちゃん(スケスケハゲ)が「あ、じゃあしのちゃん、これ使いなさい」と言って私物の辞書を貸してくれました。 うわ、もうあだ名で呼ばれてるよ!早速なめられてるよ!と思ったのですが、そこは笑顔でこらえて辞書を受け取り、ぺらぺらと辞書を めくっていたら「あざみの歌」というタイトルと、ちょっとセンチメンタルなポエムが書かれたメモが挟まっていました。おっちゃん! 何してるんだ!

■3月3日(日)

ダメオーラを出している人が必ず見ている番組は「マネーの虎」「虎の門」「木更津キャッツアイ」だそうです。

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男友達の結婚式に行って来ました。いやあ参ったのなんの。新郎新婦は私たちの知る限り、彼がテレクラのバイト(会話を盗み聞きして 売春している様子があると強制的に会話を中断させるという酷い仕事)をしているときに知り合った女の子なので、どうせいいかげんな タイプなんだろうと思っていたらこれがびっくり。ものすごいしっかりした新婚奥さんだったのでした。テレクラのバイトはテレアポだと 思って申し込んでしまったらしいです。式が始まる前に「○○家○○家結婚披露宴」という札がずらーっと並ぶ中、なぜか「聡・舞の ウェディングパーティ」という表示になっている友達の結婚式をひとしきりバカにして写真とか撮ってすっかりリラックスムードだった 私たちにはかなり衝撃的な事実でした。ぼーっとしていて、冒頭の挨拶からいきなり「僕は披露宴とかしたくなかったのですが、舞(奥さん) がどうしてもやりたいって言い出すから今回この席を設けました」などと言ってやる気のなさを誇示する友達に対し、さりげなく彼を仕切って、 挨拶では「私が初めて愛した男性が聡さんです!」などと言う熱烈な愛の言葉を織り交ぜながら両親への感謝の言葉を泣きながら語る奥さん。 すげえ。他の友人曰く「あいつはぼーっとしているうちに熱烈に愛されて、いつの間にか結婚してたに違いない。ベルトコンベアみたいな 人生だ。」そうです。まあでもいつも無表情でやる気のなかった彼ですが、彼女の友達とボウリングをしたり、一緒にご飯を食べたりと かなり頑張っていたので、彼にだってあふれんばかりの愛はあるのでしょう。ですが、何より度肝を抜かれたのは、マイクを渡された新婦友人が 「大学時代から彼女は『今すごく素敵な彼氏がいて、彼は私の王子様なの!』と言っていたので、私たちは会ったこともない彼のことを『王子』と 呼んでいました。」と言っていたことです。ありえねー。私たちの間の彼のあだ名といえば、朴訥として老けた外見から「オヤジ」という ものと、人の話を聞かず、ぼんやりと「あっそ」と言う返答ばかりをするのが昭和天皇に似ている、というひどい理由で「陛下」という ものです。王子様て!お前はオザケンか?! とまあ最初から最後まで奥さんには愛の力を感じて参りました。

私はといえば、新郎の職場がバリバリの営業のため、二次会で飲みまくって新婦友人にべたべたする新郎同僚にひきまくる他の男友達の 「自分たちはどうしてこんなにコミュニケーション能力がないのか」という反省を聞かされ、最後は「君がいてくれてよかった。君が いなかったら男6人で固まっていて末期的だった。女が一人でもいればなんとか形になる。」と感謝されて帰ってきました。友達だからという ひいき目を差し引いてもみんな新郎同僚の営業マンより外見はいいと思うのですが、私の友人はクズばっかだな、と思い知らされましたが、 「これじゃ大規模オフに行ったときの私とネッ友さんの会話と大して変わらないじゃねえかよ!」と思った私も私だと思います。

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